#06 隠岐諸島
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島前、島後の大小180を超える島々で構成される隠岐諸島。
ほぼ全域を大山隠岐国立公園に指定された国内有数の景勝地として知られ、その豊かな自然と美しい海触岸に心を奪われる旅人が後をたたない。そんな隠岐諸島から、今回は「西ノ島」の穏やかな春をめぐる、おすすめサイクリングコースをご紹介!
隠岐空港へは大阪伊丹空港から約50分。フェリーに乗り換え別府港(西ノ島)まで、美しい海を満喫しながら約1時間30分(高速船なら約35分)。今回の旅のスタート地点に到着です。
西ノ島に到着したらまずは西ノ島町観光協会へ。
事前に予約を済ませたe-BIKE「XU1」の操作説明をうけたのち、島の中心部に位置する西ノ島大橋まで大自然の中を颯爽と駆け抜けます。
想像以上にしっかりアシストしてくれるので、道中は景色に集中できそう!
2019年9月にフレンチカフェレストランとしてOPENした「Bistro d'oki(ビストロドキ)」。隠岐に移住してきたフランス人シェフが振る舞う本場の味が楽しめる、と、島民にも大人気のお店です。
どれもこれも魅力的で目移りしてしまうメニューの中から、今回は人気No.1メニューの「ビーフバーガー」をテラス席でいただきま~す。
日本の夕陽百選にも選ばれる赤尾展望所。
見渡す限りの水平線と、摩天崖や国賀海岸を一望できる人気の展望所です。その絶景もさることながら、周辺一帯の放牧地でたたずむ牛や馬とピクニック気分でのんびり過ごすのもおすすめ。
道中は長い坂道が続きますが、景色を楽しみながら登れるのはe-BIKEならではの魅力。程よい負荷を感じることで、自力で登り切った達成感も味わえます。自転車を止めたら歩いて5分、最高地点が高さ257mにも及ぶ切り立った崖が続く摩天崖は、隠岐が誇る最高の絶景ポイント。
自然が作り出す絶景の海岸線は絶好のフォトスポットです。
波の侵食が生み出した奇岩が並ぶ国賀海岸。
中でも有名な「通天橋」や「ローソク岩」と、その奥にどこまでも広がる夕焼けは最高のコラボレーション!海の向こうに沈む夕日を見ながら今日の旅を振り返り、ゆったりした時間を楽しみます。
あなたも、隠岐諸島を再発見に出かけよう!
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隠岐諸島おすすめスポット
西ノ島町
耳浦野営場
野営場の目の前は、静かな浜になっています。
この浜の石は小さな丸石が多く、波が引くとカラカラと心地のいいリズムを奏でてくれます、のんびりとリラックスしてみてはいかかでしょうか?
近くに食料品店がありませんので、別府港周辺で買い物を済ませて移動することをお勧めします。
また、野営場周辺は携帯電話の電波が入りづらくなっていますので、公衆電話、またはフリーWi-Fiをご利用ください。
メド岩
「メド岩」と言われる岩があり大きな穴が開いている。この穴は、宇治川合戦の名馬「池月」が倉ノ谷と宇賀の間にあった大岩の絶壁を蹴り飛ばしたことでできたという伝承が残されている。
晴れていれば穴から綺麗な青空が見え、この前で写真を撮るのもオススメ!
明暗の岩屋
延長250mに及ぶ、自然が造り出した天然のトンネル(洞窟)です。
狭い暗黒の世界を無事通り抜けると、そこにはコバルトブルーの海が迎えてくれます。
波と凪の具合で三回に一回位しか通り抜けられないと言われ、幸運にも通り抜けられると、強運で、金運・長寿に恵まれ、幸せになるとも言われています。
イタリア・カプリ島にある「青の洞窟」に勝るとも劣らない洞窟と言われています。
摩天崖
海から垂直に立ち上がる海抜257mの大絶壁「摩天崖」。
その奇景はまるで、人ならざる何かが巨大な刃物で島を切り取ったかのような神秘的な雰囲気です。
周辺一帯の放牧地では、牛馬がのんびり草を食む姿も見ることもできます。
約7kmにわたって続く海蝕崖や海蝕洞は、大山隠岐国立公園に指定されている隠岐諸島内でも最大の景勝地、その迫力は圧巻です。
夕陽百選に選ばれたスポットですので、夕日鑑賞にもお勧めです!
海士町
隠岐神社
後鳥羽上皇を祀った海士町を代表する神社。崩御から700年の節目となる1939年に建てられました。本殿は隠岐造りと呼ばれる隠岐伝統の建築様式式が用いられています。5万6千平方メートルの広い境内には隠岐一と称えられる桜並木が続いており、桜の名所としても知られています。そして実は参道の狛犬は小狛犬を連れています。これはかなり珍しいパターンですのでぜひご注目を!
明屋海岸
島の女神がお産をしたという伝説の地。屏風岩と言われる切り立った大岩があります。岩の中央に空洞があり、遊歩道のあるポイントから見るとその空洞がハート型に見えることから女性にも人気のスポットです。夏は海水浴やキャンプも楽しむことができます。珍しい地質を見ることができるジオサイトでもあり、赤壁と海の青色のコントラストが美しいフォトスポットです。海士町で一番美しいとも称されています。遊歩道の奥まで進んで岩の空洞がハートに見える位置を見つけて写真を撮るのがおすすめです。
金光寺山
標高164mの海士町で2番目に高い山です。平安時代の流人、小野篁が一年ほど滞在した場所であり、史跡があります。山頂からの眺めは絶景で、海士町を見渡すことができます。また、運が良ければお天気の良い日には隠岐の島も見ることができます。また、通称「水かけ不動明王」が鎮座しており、池の水は神経痛・皮膚病に効能があるともされています。展望台付近にはベンチもあるので、絶景を眺めながらお弁当を食べるのも良いかもしれませんね。
天川の水(清水寺)
環境庁選定の日本名水百選に指定されている湧き水。奈良時代の高僧行基が隠岐行脚でこの地を訪れた際にこの水を「天川の水」と名付けたとされています。一日400トンの水量があると言われており、古くから生活用水や農業用水など様々な用途で活用されてきましたが、過去に天川の水が枯渇したという記録は全く残っていません。周辺は山からの景観も美しいので、湧き水を味わいながらほっと一息してみてもいいかもしれません。
知夫村
赤ハゲ山展望台
知夫里島の西側に位置しており、赤ハゲ山は島で一番高い山。頂上の展望台からは、さえぎる物が何もない360度の大パノラマで知夫里島はもちろんのこと、カルデラ湾に浮かぶ島前の島々、遠く島根半島や大山を見渡すことができます。その眼前に広がる絶景には誰もが感動すること間違いなしです。近くには牛が放牧されていて、道路を塞いでいることもしばしば。そんな時には決してあわてず、牛が移動するまでゆっくり待ちましょう。
赤壁
島の西側一帯約1kmにわたって荒々しく削り取られた断崖です。火山の噴火と海岸の浸食により長い年月をかけて創られたその岩肌は見る者を圧倒します。また、天候や季節によってもその表情は異なります。晴れた日はもちろんのこと、雨が降っていれば赤褐色の岩肌がより際立って鮮やかに見えますよ。尚、展望所では崖ギリギリまで行けますが、安全柵がありませんのでくれぐれも落下しないように注意してくださいね。
一宮神社
島の中心である商店街の一角に位置する一宮神社。正式には天佐志比古命(アマサシヒコノミコト)神社といいますが、地元の人はみんな「いっくうさん」と呼んでいます。小さいながらも、鳥居や本殿などはしっかりと造られていて、村の重要な場所なんだと認識させられます。境内には重要文化財である「芝居小屋」や「後醍醐天皇お腰掛の石」なども。最近、何年かぶりに注連縄が新しく取り替えられました。藁がまだ青くて清々しい香りがしていますよ。
河井の湧水
知夫里島は周りを海に囲まれた小さな島ですが、湧き水は豊富です。これは「淡水層」といわれる現象によるものです。中でもこの「河井の湧水」は「島根の名水百選」に選ばれており、これまでに一度も枯れたことがないと伝えられています。主に、料理や飲料用として使われていますが、お米を炊いたり、コーヒーを淹れても美味!是非立ち寄って、喉を潤してから島内散策に出かけましょう。
隠岐の島町
壇鏡の滝
高さ40mの屏風のような岸壁に左右から雌滝・雄滝の二つの滝が流れ落ちています。二つの滝の間には壇鏡神社があり、自然が作り出す厳正な雰囲気を体感できる隠岐の島町でも有数のパワースポットです。また、滝へ向かう細い道の先には、滝を裏側から見ることのできる珍しい絶景スポットがあります。雨の日や雨上がりの後は特に水量も多く迫力があるので雨の日こそぜひ足を運んで頂きたい景勝地です。
浄土ヶ浦海岸
北方系、南方系、大陸系の植物が混在する不思議な環境を持つ浄土ヶ浦海岸。名前の由来は、一休宗純(一休さん)が読んだ「まさにここは極楽浄土のように感じるくらい美しい」という詩が由来になっているそう。一般的な砂浜ではない、ゴツゴツした海岸にも関わらず、その透明度の高さから、多くの海水浴客が訪れる珍しい海水浴場です。特に、夏の晴れの日には、濃いブルーに染まった美しい海を見ることができます。
白島展望台
隠岐の島町の真北に突き出した白島崎と白島・沖ノ島等の小島を合わせて白島海岸と呼びます。海岸を構成する岩石が白いことからその名前が付けられました。その他にも、大小様々な島が99個あり、百に一つ足りないから白島海岸と名付けられたとも語られています。見所は展望台から眺める日本海の大パノラマ。どこまでも続く水平線は、きっと一生心に刻まれる思い出の景色になるはずです。白島海岸の一部である沖ノ島は国内でも5カ所しかないオオミズナギドリの指定繁殖地になっており、運がよければオオミズナギドリに出会えるかも!
玉若酢命神社
玉若酢命を主祭神とし、本殿は隠岐造りといわれ随神門、旧拝殿ともに国指定重要文化財に指定されています。毎年6月5日には、島後三大祭りの一つである「御霊会風流」が行われ、馬入れ神事や流鏑馬などが行われています。境内には「八百杉」と呼ばれる樹齢千数百年の巨木が存在感を出しています。隣接する「億岐家住宅・宝物殿」には、千数百年も昔、役人によって公務に使われていたとされる「駅鈴」「億岐倉印」が保管されています。「駅鈴」はかつて日本全国200個あったといわれていましたが、現在ではこの億岐家宝物殿のみであり、大変貴重なものとなっています。
隠岐諸島コースの経路マップ
- 距 離:45km
A.西ノ島町観光協会 > B.ランチ/ビストロドキ > C.赤尾展望所 >
D.摩天崖 > E.国賀海岸 > F.西ノ島町観光協会