Interviews
つくる喜びを安定的に支えるための環境整備に努めながら新たなアイデアを具現化したい
つくる喜びを安定的に支えるための環境整備に努めながら新たなアイデアを具現化したい
柏原工場 生産技術課1係 2016年入社
池田 裕一
Introduction
奈良県出身。2016年4月入社、生産技術課 生産技術係に配属。現在も柏原工場の生産技術1係で自転車のフレーム製造設備に関わる仕事を担当しています。
高専の電気工学科では電気・電子技術、パワーエレクトロニクス、シーケンス制御などを学び、卒業研究では「振動型サーフェスモータ」について研究しました。対外イベントにも出展し、体験型のブースでお客さんに楽しんでもらえたことがうれしかったです。
サイクルテックを選んだ理由
パイプ1本1本から
つくられる
自転車の
製造過程に魅了され
子どもの頃から電子機器を分解したり、テレビで放送される工場見学の様子を観たりすることが好きでした。就職活動では、暮らしに溶け込んでいる身近な製品をつくる会社で働きたい、設備に関わる仕事がしたいと考え、当社の会社説明に参加したところ、パイプ1本1本から自転車がつくられる過程を見学でき、たいへん魅力を感じました。同じ高専卒で働いている先輩がいることも心強く、いい環境で働けるのではと思ったことも大きな志望動機になりました。
現在の仕事内容
新設備の導入も視野に入れ
課題の改善活動に注力
電動アシスト自転車をつくるための設備の導入や、既存の設備・機械の保全および修理等の業務に携わっています。業務開始は毎朝8:30。午前中は設備治具の設計・製図や、設備プログラムの作成・改善作業を行います。12:00には社員食堂にて同期メンバーと一緒に食事、お菓子を食べて昼からの業務に備えます。午後は生産現場から課題や悩み事を調査し、解決方法を検討。ときには外部業者の方と、新しい設備仕様や新工法での生産方法について打合せを行います。その後、係内でミーティングを行い、それぞれの業務進捗を確認。大きなプロジェクトでは分担して遂行し、困りごとや悩みごとがあれば共有、解決方法をメンバー全員で模索します。
業務はスケジュールを立て計画的に取り組みますが、突発的な設備トラブルにより予定通りに進まないことも。そうした事態に至らぬよう、新設備の導入も視野に入れながら、改善活動に注力しています。試行錯誤の連続ではありますが、それだけに「仕事がしやすくなった」という現場の声を聞くと、本当に報われた気持ちになりますね。やってよかったと達成感を感じる瞬間です。
仕事を通じての成長
初めての海外出張で
取り組んだ
生産能力確保の
ためのビッグプロジェクト
入社からまだ日も浅い頃、いきなり中国への出張を命ぜられました。生産能力確保のため、海外拠点に生産移管を実施するというもので、私は上海・蘇州に新たな設備を建設するメンバーに選ばれたのですが、なにせ初めての海外出張です。環境も違うし言葉も違う。時間的にも余裕のないプロジェクトで、本当に自分にできるのかと、かなりのプレッシャーを感じましたが、先輩方の的確な指示により、プロジェクトは着々と進行。予定通りのスケジュールで生産設備の立ち上げが完了し、無事、稼働させることができました。
私にとって初めてづくしの、戸惑うことの多い現場でしたが、新人のうちに設備の立ち上げから稼働まで、すべてに関われたことは貴重な体験。その後、設備の導入や改善方法、電気や設備プログラムのスキル、メカの設計や2D、3DCADの製図など、設備に関するさまざまなノウハウや、安全面や作業面に対する知識を身につける上で、このときの体験が役立っていると感じます。ちなみに、グループ内で技術を競い合う競技大会で、「機械複合」種目に参加し、入賞した経験も、日々の業務に活かせています。
今後のチャレンジ
“ワクワク”がつまった
モノづくりの
現場の魅力を
もっと伝えたい
モノづくりの現場である工場の魅力を、一般の方により広く伝えていきたいです。国内製造にこだわりを持って1本のパイプから自転車をつくる様子を、お客さまにワクワク楽しんでもらえる方法はないかと、常に考えています。
たとえばそれは、最新技術の導入によって実現するかもしれません。昨今、ロボットによる自動化やデータの見える化、IoT化が急速に進んでいますが、当社においても、自動化の検証や分析に必要なデータを調査し、自転車づくりにマッチした技術を導入することができるはずです。そうすることで、さらに安全かつ効率的で、安定した生産環境が構築でき、現場の人たちもいま以上に楽しみながらモノづくりに関わっていけると考えます。作り手の喜びがダイレクトに伝わる…そんな工場でお客さまをもっと魅了していきたいですね。
職場の雰囲気
何でも気軽に相談できる
頼りになるメンバーに
支えられ
ベテランから若手まで年齢層は幅広いですが、年齢による垣根はなく、和気あいあいとした雰囲気に満ちた職場です。困ったことがあれば何でも気軽に相談できる先輩がいることはとてもありがたく、いつも様々なことを学びながら、楽しく仕事をしています。
先日、謎解きゲームやカラオケ大会、バーベキューなど、お楽しみが盛りだくさんな1泊2日の組合余暇イベントに参加しました。業務で関わる機会が少ない人とも交流でき、より深く会社のことを知ることができました。課内のメンバーが見せた普段とは違う表情にも親しみが湧き、以来、コミュニケーションがさらに円滑になったと感じています。
休日の過ごし方
旅行が好きで、訪れた地でのんびり過ごし、ご当地グルメを楽しんでいます。なかでも今ハマっているのがキャンプで、妻と2人でいろいろなキャンプ場に出かけ、焚き火をしながらご飯を食べたり、満天の星を眺めながら、至福のひとときを過ごしています。次はどこに行こうかと考えるだけでも楽しくて、ワクワクしながらキャンプ道具を探しにアウトドアショップに出かけたり。自宅でもランタンの火を眺めながらお茶をして、キャンプ気分にひたっています。
学生へのメッセージ
当社には、互いに協力してひとつのプロジェクトを成し遂げようとするメンバーがいます。街で自社製品を見かけたときは、日常生活で人の役に立っていることが実感できます。自分でやりたいと思ったアイデアがカタチになり、成果が見えるのは、大きなやりがいです。学びたいことがあれば会社がサポートしてくれるので、チャレンジするほどスキルアップにつなげることができます。
自転車を通して社会に貢献したい人、ロボットや設備に関わりたい人、モノづくりの現場で仕事がしたい人は、ぜひ当社の門を叩いてください。いっしょに工場を盛り上げていきましょう!
One Day
Schedule
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08:30業務開始
メール、スケジュール確認。
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09:00設計/作成
治具の設計・製図、設備プログラムの作成・改善。
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12:00昼食
社員食堂で食事。お菓子も食べ、昼からの業務に備える。
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13:00ヒヤリング
生産現場の課題などを調査、解決方法を検討。
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15:00打合せ
外部業者と設備仕様について打ち合わせ。
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16:00係内ミーティング
進捗の報告、業務課題の共有、アドバイスの抽出。
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17:15業務終了