TITANIUM
理想の素材を追求し、国内生産にこだわったチタン・テクノロジー。
パナソニック独自の技術により開発されたチタンフレーム。
そのフレームを構成するチタンチューブはオリジナルの設計理論と技術力により生み出され、国内金属素材メーカーにて生産されています。
そしてその加工技術は、独自の応力解析・分析技術などのノウハウにより進化を続けています。
3Dオプティマム・Xバテッド
軽さ×強さを追求したら、答えは"X"になった
より軽く、強いフレームを実現するため、FEMによる解析をゼロから洗い直し、誕生したのが「3Dオプティマム・Xバテッド」です。左右のペダリングを繰り返す際、ダウンチューブとシートチューブにかかる応力を解析。応力の集中する部分をX型に保持することで、極上のしなやかさを生み出しつつ、剛性の向上とフレームの軽量化を実現しました。また、強度面は、大きな衝撃が加わることがない限り変形することはなく、そして粘りがあるので破断することもありません。
F.Pセレクト
ライダーの体格だけでなく、脚力に合わせて剛性が選べる
個々の体格や脚質の違いに対応できるよう、F.Pセレクト(剛性チョイス)を導入。力のかかるダウンチューブからチェーンステーまでを一つのプラットフォームと考え、2種類のチューブ径を設定しました。筋力のあるライダーには、ハイパワーを受け止める太目のチューブ径「バージョンH」を、体重が軽く、ダンシングを多用するライダーには、しなやかさをもたせた細めのチューブ径「バージョンL」がおすすめ。それぞれに適した剛性としなりが個々のポテンシャルをさらに引き出します。
【 身長目安表 】
※ 色の濃さはオススメ度合いを示します。
(単位:cm)
剛性と軽量を両立した、
クアドレートオーバル
ダウンチューブ
ダウンチューブ真円部をΦ50.8mmへオーバーサイズ化。ヘッドチューブとの溶接部分を縦方向に楕円とし、ハンガー側をシートチューブからBBシェルにかけて引き伸ばし、「クアドレートオーバル(ひし形楕円形状)」に成型。フレーム剛性の向上と軽量化を両立させました。
ライディングに必要な
軽さを実現した、
クロスオーバル
ダウンチューブ
ダウンチューブ真円部をΦ42.7mmへオーバーサイズ化。ヘッドチューブとの溶接部を縦方向に、ハンガー部分との溶接部を横方向にそれぞれ楕円にし、「クロスオーバル」に成型。フレーム剛性を向上させ、ライディングに必要な軽さも実現しました。
3AL2.5V チタン合金チューブ
比強度・伸び・弾性のバランスが取れた
比強度、伸びに優れた、バランスの良いチタン素材。そのバランスがチタン独自のしなやかさを生み出します。踏み込んだ瞬間に身をキュッとよじり、その直後に溜めたエネルギーを解き放ち、ゴム毬がポーンと弾かれたように一気に加速していく心地よさがチタンフレームの特徴。ロングライドでの疲労を軽減する効果もあります。また、耐食性が高くこまめに手入れをすることで妖艶な輝きを維持でき、永く付き合える素材であることも魅力です。
スカッシュバックシステム
ペダリング剛性を引き上げ、突き上げ振動を緩和する
ペダリング時の応力を解析し、シートステー、チェーンステー、ダウンチューブのそれぞれを最適形状に変形加工しました。この加工によりペダリングに対する剛性がアップし、フレームの軽量化を実現しました。同時に走行時の突き上げ振動の緩和にも効果があります。
スムースシェイプ・インテグラルヘッド
高速コーナーで威力を発揮
オーバーサイズ化した上で、形状をスムースに。インテグラルヘッドの採用で剛性をアップ。下りや高速コーナーでのライントレース性が高まり、安心して「攻める」ことを可能にしました。
PDTシステムPanasonic Direct Transmissionシステム
強大な力のかかるハンガー部を強化
ダウンチューブがハンガーを下から支えるようにオフセット。さらにシートチューブともども横楕円化し、両者が極力重ならないようにハンガーに溶接することで、剛性を高めています。
ロストワックス6AL4V
チタン合金ストレートドロップエンド
ロストワックス製法でつくられるドロップエンド。力のかかる部分は厚く強度を持たせ、力のかからない部分は薄く軽量化しています。落車などのトラブルに強い強靭なパナソニックオリジナルのエンドです。
スリーブレスハンガー
高強度チタン合金採用で軽量化
アルミスリーブを用いず、高強度チタン合金に直接ネジを切ったスリーブレスハンガー。Φ42.7mmハンガーは、ワイヤータイプ、電動変速タイプの2種類を用意しています。(対象フレームのみ)