松下電器(現・パナソニックグループ)は
1918年、創業者・松下幸之助によって
設立され、
事業を通じて
「社会生活の改善と向上」と
「世界文化の進展」に寄与することに
取り組んでまいりました。
9歳で奉公に出た五代自転車店で
商いの原点を学んだ幸之助は、
その後も自転車に特別な思いを抱き、
関連事業を展開。
戦争で中断したものの、1951年には
自転車業界への復帰を宣言した際は、
高鳴る思いを語りました。
「自転車に育てられたので、
心のふるさとであるこの業界を
忘れられずにいた。
いまここに復帰を宣言できた喜びは、
全てを表せないほどだ。
久しぶりに青空を見るような
伸び伸びした気分」
電動アシスト自転車の源流となった
世界初の「電気自転車(1980年)」も、
松下幸之助の「電気屋らしい自転車」を
という思いから生まれたものです。
このページでは、
松下幸之助と自転車の歴史、
パナソニックの自転車の設計思想を
ご紹介します。
松下 幸之助[ 1894〜1989 ]
和歌山県の生まれ。9歳で単身大阪に出て火鉢店、自転車店で丁稚奉公、後に大阪電燈(現関西電力)に就職。
1918(大正7)年、23歳で松下電気器具製作所(1935(昭和10)年に松下電器産業株式会社に改組)を創業。
1946(昭和21)年 PHP研究所、1979(昭和54)年 松下政経塾を設立。
1989(平成元)年、94歳で没。
松下幸之助と自転車
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1905明治38年
松下幸之助 創業者が五代自転車店にて商いの原点を学ぶ
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1923大正12年
松下幸之助 創業者が自転車用砲弾型ランプ考案・発売
1927昭和2年
角型ランプにはじめてNationalの商標をつける
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1951昭和26年
輪界復帰宣言を発表
(輪界事業部設置)1952昭和27年
輪界事業部として自転車の製造販売を開始
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1976昭和51年
松下電器創業60周年
松下幸之助が「電気屋らしい自転車を作れ」という命題を課す1979昭和54年
国内第一号の電気自転車
「Electric Cycle」発表 -
1987昭和62年
パナソニック オーダーシステム
「POS」開発導入
国内初の”パナソニック”商標を
使用1989平成元年
松下幸之助 逝去
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1990平成2年
欧州プロ自転車チーム
「パナソニック レーシングチーム」機材供給1996平成8年
ナショナル自転車初の電動アシスト自転車「陽のあたる坂道」発売
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2002平成14年
世界初リチウムイオンバッテリー搭載電動アシスト自転車
「デラックスViVi/エクセレントViVi」発売2006平成18年
国内初となるチタンフレームの
電動アシスト自転車
「チタンフラットロードEB」発売 -
2011平成23年
幼児2人同乗可能な電動アシスト自転車「ギュットシリーズ」発売
2017平成29年
電動アシストマウンテンバイク
「XM1」発売2018平成30年
コンビ株式会社との共同開発
「ギュット・クルーム」を発売 -
2021令和3年
国内初「ビビ・L・押し歩き」を発表
東京2020オリンピック
ケイリン先導車提供2022令和4年
スポーツe-BIKEの新ブランド「XEALT」を立ち上げ
2024令和6年
国内初押し歩き機能搭載の幼児2人同乗用電動アシスト自転車「ギュット・アニーズ・DX・押し歩き」を発売
想いを引き継ぐ
パナソニックの自転車の設計思想
くらし起点での商品設計
パナソニックの電動アシスト自転車は「くらし」に着目し、乗る人すべての毎日がもっと快適になる商品を企画・開発しています。
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ラクイック
電源ボタンを押すとワンタッチで解錠。
キーを取り出さず、すぐに出発できます。 -
小型大容量バッテリー
少ない充電回数で長距離走行。充電の手間が省けます。
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スタピタ2S
スタンドを立てるとハンドルが固定。※ハンドルを完全に固定する機能ではありません。
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押し歩きモード
歩道橋や駐輪場のスロープもアシストの力でラクラク押し歩き。
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軽量モデル
こだわりの軽量設計で、走行時はもちろん駐輪時のちょっとした持ち上げもラクラク。
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カルパワー
ドライブユニットアシストの力強さはそのままに大幅な軽量化を実現。シーンに応じて最適なアシストを可能にします。
ものづくりへのこだわり
職人の手と先進の技術でつくる一台。パナソニックの電動アシスト自転車は、安心・安全に配慮した自転車をお客様にお届けするため、厳しい基準による独自の試験を実施。製品の安全性と品質管理を徹底し、時代に合わせた理想の自転車づくりを追求しています。
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フレーム疲労試験
JIS規格とBAA(自転車安全・環境基準)に従った試験機を用い、安全性のテストを実施。さらに、一段と厳しい独自のテストも行っています。
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ブレーキ性能試験
坂道や急停止時の制動力を確かめるブレーキ性能試験を実施。より安全に停止できるよう、繰り返しテストを行っています。
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塩水噴霧試験
雨天時の使用や経年劣化によるさびつきを確認するため、塩水による噴霧試験を実施。安心して長く美しく乗れる自転車づくりを続けています。
自転車完成までの作業工程
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フレーム加工工程
熟練の技術とロボットによる均質な加工により、美しいフレームに仕上げます。
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塗装工程
丁寧な塗装で、さびにくく、美しい仕上がりに。ここでも職人の手が加わります。
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モーター工程
パナソニックの生産ノウハウが注がれた電動アシスト自転車の心臓部も日本製。※
※一部は海外製です。
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組立工程
車輪から自転車組立まで、1台ずつ手作業でつくられています。
有資格者の厳しい検査を経て、
お客様のお手元へ
パナソニックの電動アシスト自転車は国内シェアNo.1※1
※1 2023年(2023年1月~2023年12月)の経済産業省
生産動態統計の電動アシスト車出荷台数より当社推計
パナソニックの電動アシスト自転車は、加工・製造から
組立・梱包まで、国内で生産しています。※2
※2 一部商品は海外製です。